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【サラの鍵】~社会派ドラマ~


★★★★☆(4、0)

01

diamond製作年度 : 2011
diamond製作国 : フランス
diamond監督 : ジル・パケ=ブランネール
diamondキャスト : クリスティン・スコット・トーマス、メリュジーヌ・マヤンス
diamond解説
ナチス占領下のパリで行われたユダヤ人迫害、ヴェルディヴ事件を題材に、
過去と現代を交錯させながらユダヤ人一家に起こった悲劇を描く
感動的な社会派ドラマ。
世界中で300万部を売り上げたタチアナ・ド・ロネの原作を基に、
『マルセイユ・ヴァイス』のジル・パケ=ブランネール監督が映画化。
次第に解き明かされる衝撃の事実とラストに胸を打たれる。
(シネマトゥデイより)


diamondレビューはこちら。

:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+

diamond過酷だが、実話のようなリアリティを持たせた不思議な魅力を持つお話。
 (ネタバレあり)


こちらも評判が良くてずっと気になっていたのですが
U-NEXTで観てみました(すでに解約しましたw)。

これだけお世話になったU-NEXTですが見放題では
観たい作品が少なかったなぁと。
huluとカブっている作品も多いのでこれならばhuluで十分かと。

ホロコーストを扱った作品でもちょっと変わった設定のお話でした。
子供が主人公というだけあって生々しくしんどい描写も多いです。
観始めて、想像以上のしんどさに“うわぁ・・・”と。


ナチス占領下のパリ。
ユダヤ人検挙はとうとうサラの家にも迫り、父、母と共に連行されるサラ。
しかし可愛がっていた弟だけは、収納部屋に隠し鍵をかけたのだった。
『・・・あとで絶対に戻ってくるから、決してここから出ないで』と-。

02
(とってもカワいい娘でした)


しかし一家はもちろん戻ることなど出来ず、
『弟が部屋にいるからここへ連れてきて!』と訴えるサラ。

父や母にも『・・・あんたが隠したんだから、あんたのせいよ!』と
責められるサラの姿は本当にいたたまれませんでした。
両親はもちろん本気でサラを責めているわけではないんですけどね。

03
(競輪場でのシーンはホロコースト系の作品でも観たことのないリアリティ・・・)


そして60年後-。
かつてサラが弟を隠していた部屋にその後住んでいたのが
ジュリアの義父であったことが判明。

04


まだ少年だった義父は、サラが後に弟の姿を確かめるため
家に帰ったときに、その場に立ち会っています。

サラが辿った運命に興味を持ったジャーナリストのジュリアは
彼女にまつわる人々を訪ね、軌跡を追うのだった。
物語はサラとジュリアのエピソードが交互に描かれます。

05


なんというか、これって実話ベースじゃないよね??と
疑ってしまうほどの妙なリアリティがあって、私も思わず
ジュリアの視点でのめり込んでしまいました。


地獄のような収容所でも、サラを逃がしてくれた看守-。

08
(とても開放的なこのシーン!)


脱走後、サラを放っておけず、匿い育ててくれた夫婦-。

06


家族とは離れ離れになって孤独になってしまったサラですが
ここぞというときにはこうして助けてくれる人物が現れたことも
サラの数奇な運命を表しています。

特に、彼女を自身の娘のように十数年も育ててくれた
夫婦とのエピソードには泣かされましたね・・・。

言葉には出来ないほどの感謝を胸に抱きながらも
過去を思い出して辛いサラは、手紙を残し夫婦の元を去って行きます。
しかしいずれサラが家を出て行ってしまうことも分かっていた夫婦。
彼女が出ていくところをまるで見守っているかのような主人の瞳は
とても印象的でした。


その後、結婚し子供をもうけ幸せな生活を送ったと思われたサラですが
彼女は子供をもうけた数年後、自ら命を絶っていたのです。

夫婦の元を去り、新しい生活を踏み出そうと必死だった彼女。
しかし結局彼女の中から“弟”の存在が消えたことはなかったのでしょう。
幼い彼女が背負うにはあまりにも過酷だった運命-。

この現実には本当にやり切れませんでした・・・。

またサラ役の子役の演技もとても巧くて、特に弟の遺体と
対面したときのシーンはもはや演技ではありませんでした。
弟の遺体は実際には映らないんですが、もはや彼女の演技で
遺体が見えるかのようでした・・・。


夫婦仲が良かったジュリア夫婦ですが
彼女が高齢で妊娠したことにより亀裂が入ります。
堕ろして欲しいと訴える夫ですが、サラは結局産む決断をします。
夫婦が破綻してしまおうとも-。

07


それには、若くして命を絶ったサラのこともあったでしょう。
産んだ娘に“サラ”と名付けるのです。
ここは絶対サラと名付けたんだろうな~と分かっても
ラストでは泣きましたよ、えぇ(笑)。

ジュリアがサラの息子と初めて対面したとき、
彼は母親がユダヤ人だったことも全く知らされておらず
激高するのですが、父親から真実を聞き全てを受け入れます。
今後ジュリアとちょっといい感じになるのかなぁ~
というラストで締められます。


フィクションであるこのお話ですが、もしかしたら
どこかで誰かと誰かが意外な形で繋がっていることも
あるのかもしれないと思わせる、不思議な魅力のある作品でした。



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