« 【0:34 レイジ34フン】~地下鉄ホラー~ | トップページ | 【LEGO(R)ムービー】~アニメ~ »

【永遠の0】~戦争ドラマ~


★★★★☆(4、5)


01

diamond製作年度 : 2013
diamond製作国 : 日本
diamond監督 : 山崎貴
diamondキャスト : 岡田准一、三浦春馬、井上真央、濱田岳
diamond解説
零戦搭乗員の悲劇を描いた百田尚樹のベストセラーを、『
ALWAYS』シリーズなどの監督・山崎貴が映画化した戦争ドラマ。
祖父の歴史を調べる孫の視点から、“海軍一の臆病者”と呼ばれた
パイロットの真実の姿を、現代と過去を交錯させながらつづっていく。
(シネマトゥデイより)


diamondレビューはこちら。

:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+

diamond感動だけでない、ひねりやオチもあるよく出来た戦争ドラマ。
 (ネタバレあり)


劇場公開時にも大変話題となった百田尚樹のベストセラーを
岡田准一主演で映画化した戦争ドラマ。

特攻隊がテーマと聞いただけで、もうこんなの
どうがんばっても泣くだろ(笑)!と斜に構えていたのですが
もちろん号泣しましたよ、えぇ( ・ ω ・ )キッパリ。


祖父に血の繋がりがないことを知った主人公健太郎が、
ゼロ戦パイロットだったという本当の祖父、宮部久蔵の
過去を探っていくという物語。

02


彼がなぜ特攻隊に入ることとなったのか-。
当時を知る人物たちから宮部とのエピソードが語られていく
現在と過去が交錯する構成になっています。

思うのですが、邦画の戦争ドラマってやたら孫や子供が
当時を知る第三者から聞かされる回想物語が多くないです(笑)??
またこのパターン!?とも思ったのですが本作に関しては
この設定が非常に巧いこと効いていて、ラストで語られる
“血の繋がりのない祖父”のエピソードがこれでもか!と
感動のどん底へと落としにかかります(笑)。

03_2
(血の繋がりはなかった祖父だが・・・)


自分のことよりも、お国のために、ただ家族のためだけに-。
日本人の感動のツボを見事に押さえたエピソードの数々。

しかもただ感動させるだけでなく、ストーリーにはひねりもあり
『・・・そうだったのか!』という事実が絶妙のタイミングで
明かされていくのです。


そして宮部久蔵は、当時にしては非常に珍しい
“生きることを決してあきらめなかった”男でもありました。
祖国のために命を捧げるのが栄誉であった時代に
このようなことを信念に掲げる人間などほぼいなかった-。

06_3


それでも、宮部は部下たちに
『-貴様に、死んだら悲しんでくれる家族はいないのか!
-最後まで、生きるための努力をしろ・・・!』と-。

この台詞はかなりきました。
なんというか、今の時代に聞けばごく当たり前のことなのですが
この当時にこの言葉は相当胸に突き刺さると思うのです。

そしてこれは物語とは別にして、
岡田准一の演技にやられてしまったという・・・。
この人、こんなに巧かったっけ・・・(驚)!?

ぶっちゃけ物語の後半はほとんど泣いていたので
どこがポイントで泣いているのか自分でも分からないほど
だったのですが(困惑)、全編通して最も台詞で泣かされた
のはこのシーンでした。


・・・そんな彼が、一体なぜ特攻隊に志願することとなったのか-。

ここが物語でも最大の謎であり最も重要なところになってくると思うのですが
その理由にイマイチ説得力が感じられなかったのが残念・・・(!)

自分が大切に育ててきた部下たちが次々と特攻で命を落としていく-。
なんともやりきれない宮部が精神的に病んでいったのは分かるのですが
彼の人生観をも変えることなのですからもう少し説得力のあるエピソードが
欲しかったところ。

07


そして健太郎と血の繋がりはない現在の祖父-。
彼は宮部の部下であり、彼に命を救われた
いわば宮部は命の恩人だったのです。

08
(最近話題作には軒並み出演な染谷将太)


しかし過去には彼が宮部の命を救ったこともあり、
宮部はそんな彼に恩返しをしたとも考えられます。
しかも自身の妻子を彼に委ね・・・。

04


何よりも遺された者たちの幸せを願う-、
世間から臆病者と言われていた彼は
とても強い人間だったと思います。

ただ、あの時代・・・戦争の時代を生きるにはあまりにも向いていなかった。
自分の部下を特攻へ送りたくないがために“不可”ばかりを出すなど、
明らかに“戦争向き”の人ではありませんでした。
当時を生きるには良い人過ぎてしまったという皮肉-。

それでも宮部久蔵は部下たちからはとても愛されていた人間だった。


先ほども言ったように後半はほとんど泣いていたのでアレなんですが
ただひとつだけ贅~沢な注文をつけるとしたら・・・
『・・・美しすぎかw!』ということですね。

もうね、悪い人間がほとんど出てこないんですよ。

あまりにキレイなエピソードばかりで、ちょっと出来すぎかな~とも。
これが実話だったとしたらもう文句なしで満点なんですけどね(笑)。

ちなみにこちらの作品、小説だけでなくマンガにもなっているそうで
マンガを読んだことがあるダンナは、宮部が病んでいく描写や
その他もう少しリアルで生々しいシーンもあったとのことなので
映画ではそういったシーンは排除して見やすくしたのでしょう。

マンガでは宮部は特攻したものの爆弾は不発に終わり、
上半身だけの状態になってしまっていたとか(没)。
そしてアメリカ兵から『コイツはスゴい奴だ・・・』と賞賛されたんだそう。
確かにここまで映画でやる必要はないでしょう・・・。


あと映画では演出に若干しらじらしいとことがあったりもしたので
そこだけが-0、5点かなぁという。
ラスト、健太郎が歩道橋?で宮部が真横を飛んでいく演出は
いらなかったなぁ・・・(苦笑)。

これらがなければ間違いなく5点満点だった作品なので
逆にそこがとても勿体ないなぁという!


それでも日本人として間違いなく感動するポイントがひとつはある
良作ですので多くの人に観てもらいたいです。



cuteクリックでランキングに反映されます。
↓よろしかったらお願いします(-ω-)shine

ブログランキング・にほんブログ村へ


|

« 【0:34 レイジ34フン】~地下鉄ホラー~ | トップページ | 【LEGO(R)ムービー】~アニメ~ »

【ドラマ(シリアス)】」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。

ボクは去年の年末に映画館で観て号泣したクチですw
大ヒットするのも納得の映画でした。
いやホントにいい映画ですよね~。

ボクは特にヤクザの組長役の田中泯さんが印象に残りました。
いやカッコ良すぎでしょ!!!
もんのすごく雰囲気のある俳優さんだな~と思いました。
「八日目の蝉」の最後の写真館の館長役も印象に残ってます。

そして ボクもあのラストの演出はいらないと思いました。
せっかく感動して終わるとこだったのに
あの歩道橋の演出はないですよね。
残念!

投稿: かっしー | 2014年8月29日 (金) 21時27分

☆かっしーさん


こんばんわ~♪

やっぱりかっしーさんは劇場でご覧になってましたか!
いや、これはもう劇場では絶対ムリwww
場内はやはり嗚咽の嵐だったんでしょうか(爆)。

絶対感動することは分かってましたがそれでも
それ以上の感動がありました。

田中泯、私は『たそがれ清兵衛』でファンになりました。
渋いですよね~!!
『八日目の蝉』にも出てましたっけ。
この人、ちょっと玉置浩二にも似てません?

ダンナも田中泯のエピソードが1番良かったようですが
私は橋爪功の演技が響きました。
もうあんなの、演技じゃない(笑)!

あのラストは要らないですよね~やっぱり(苦笑)。
他にもいくつかちょっとわざとらしいかな?
というところがありました。
それがなければカンペキだったのに・・・。

投稿: シバ美 | 2014年8月30日 (土) 00時54分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 【0:34 レイジ34フン】~地下鉄ホラー~ | トップページ | 【LEGO(R)ムービー】~アニメ~ »