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【チェインド】~サスペンススリラー~


★★★★☆(4、0)

01

diamond製作年度 : 2012
diamond製作国 : カナダ
diamond監督 : ジェニファー・リンチ
diamondキャスト : ヴィンセント・ドノフリオ、エイモン・ファーレン
diamond解説
鬼才デヴィッド・リンチの娘として知られ、『ボクシング・ヘレナ』
『サベイランス』と衝撃作を生み出してきたジェニファー・リンチ監督
によるサスペンススリラー。
9年にわたって連続猟奇殺人鬼に監禁飼育され、
想像を絶する日々を過ごしてきた青年の数奇な運命を描く。
非道の限りを尽くす監禁飼育男には、『フルメタル・ジャケット』の
狂気をたたえた演技で鮮烈な印象を残したヴィンセント・ドノフリオ。
観る者の予想を超えた驚がくのラストに息をのむ。
(シネマトゥデイより)


diamondレビューはこちら。

:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+

diamond単なるヘンタイ監禁モノと思わせておいて実は正統派サスペンス。
 (ネタバレあり)


いつの間にか、私が大好きなwジェニファー・リンチ監督の
新作がレンタルされていたようで。
シネ・リーブル梅田でも公開されていたようですが
全くのノーチェックでした。

9年に渡り少年が監禁されるというこれまた、ザ・ジェニファーな
ストーリーにやっぱコッチ系なのね・・・と思いつつもなんだかんだ
彼女の作品は全て観ているので確認という意を込めて鑑賞。

ただ、少女ではなく少年が何年にも渡って監禁される?というのが
ちょっと珍しいなぁとは思っていたら・・・これにも
意味があったのですね。

前作『スピーシー・オブ・コブラ』では何やら方向性を誤り
ダレが作ったのコレwwwというありさまだったのですが
コレ!コレが見たかったんですよ私はww!

やはり普通のサスペンスにはとどまらないですね、ジェニファー。

彼女の作品の中では『ボクシング・ヘレナ』
1番スキなのですが、本作は2番目にスキです。

というよりも彼女の作品の中では本作があるイミ最も
正統派なサスペンスかもしれません。
これならいわゆるサスペンス好きな人に薦めても
まだギリギリオッケーかとw

多少ショッキングな描写はあったりするので一応
ホラーというくくりにはなるのでしょうが、
単なる監禁ヘンタイモノではなく中盤まではドラマを
観ているかのような印象。

『サベイランス』ほど胸クソ注意でもありませんし
やはりラストのオチが効いてました。
これがなければ☆3つ~3、5でしたからね。


少年の母親役には『サベイランス』でも起用した
監督お気に入り?のジュリア・オーモンド。
(私は)ジェニファー監督作以外ではもっぱら見かけない
のですがお仕事少ないんでしょうかね・・・。

ちなみに冒頭で彼女は殺されてしまうので友情出演的な扱い。

03


さて、たまたま母子が乗り合わせたタクシー運転手が
超・ヤバいヤツだったというお話。

母親はソッコー殺され、少年はというと家事に始まり、
連れてきた“獲物”の後始末など、男の身の回りの世話を
させられながら9年もの月日が流れるのです。

02


その間男は次々と女性を連れて来て、犯しては殺すということを
繰り返しているので少年も相当な数の遺体と向き合ってきた様子。

05


もちろんこんな生活を続けたくないとは思ってはいるのですが
意外にも?男との生活はそう悪くなさそうに見えてしまう不思議・・・。

足枷をはめられているものの、家でのルールさえ守れば
暴力を振るわれるでもなければ食事も与えられ(男の残りモノだけど)
一緒にテレビを観たりと“団らん”していたりもします。

04


そして少年が成長すると、知識をつけさせようと本を与えたりします。
まぁ人体の本だったりするんですが・・・。

06


さらには『オマエもそろそろオンナを作らなきゃな。そんな年頃だ・・・』
なんて言ってみたり、一緒に風呂に入り体を洗ってやったりと
傍から見たらフツーに父子やん( ・ ω ・ )という。

というよりも男は、少年と本当の親子になりたがっている様子。

これは男の生い立ちにも関係していて、子供の頃彼も
父親から虐待をされていたというお約束な筋書き。
しかも単なる虐待ではなく、母親(彼からしたら妻)を
犯すよう強要されていたというジェニファー節炸裂。

まぁだからって自分もこんなことをしていい理由には全くならないわけで。
なんだよコレ・・・フツーにありがちな監禁モノなのかよと観ていたんですが。

物語も後半に差し掛かると男が少年にあてがった少女アンジーの
登場により徐々に大きな展開を見せていくことになります。

07


まぁここまでのエピソードで終わりでも、ふ~んまぁまぁかな・・・
くらいの感想だったのですが。

ラストのラストでわりとどえらい隠し玉が。

単なるヘンタイ殺人鬼の監禁モノだと思っていた物語が
ラストでまさかの正統派サスペンスへと-。

真相が分かると、男がなぜ少年だけを生かしていたのかが
ちょっと分かった気もしました・・・。

08


自身が父親と普通の親子関係を築けなかったことから
男は“父子”というものを味わってみたかったのでしょうね。
そのやり方は(大幅に)間違ってはいましたが、
彼なりに少年のことを大切には思っていたのでしょう。
・・・一応血がつながっているんですからね・・・( ・ ω ・ )

-そう、なんと母子を拉致し殺せと命令していたのは
他でもない少年の実の“父親”だったのです・・・。
犯人は父親の兄だったんですね。

これにはさすがにブッたまげましたwww
まさかそうきたかと・・・。
監禁モノなんてたいてい愉快犯だし、
明確な理由なんてなかったりしますからね。

父親はわざわざ妻子にタクシーへ乗るように促し・・・。
久々に『・・・怖ッ!』とか声に出しましたよ。


邪魔になって始末しようとしてたんでしょ?・・・と少年が
言っていたことからも父はあのときすでに新しい恋人が
いたということなんでしょうか。

一体なぜ母子を拉致したのか不思議だったんですよね。
他は全て若い女性ばかりなのに・・・。

11


しかし何もこんなやり方で妻と子供を消そうとしなくても-。

ただ想定外だったのは、兄が少年を殺さなかったこと。
あのカンジからすると最初から少年は生かしておくつもり
だったようなのですでに“情”があったことが窺えます。
仮にも甥ですし・・・(没)。
あるイミまだ兄キのほうがまともかww!?

にしてもなんつー恐ろしい家系なんだ(-ω-;)


そういえばこのシーンの意味がよくわからず
ミョーに怖かったんですが、一体なんだったの??

09
(シャー!と威嚇してましたが、それだけだったの??)


ラスト、少年のいる場所は結局どこにもなく
男の家へ帰って来るというのも切ない・・・(泣)。


アンジーがあのあとどうなったのかも気になりますが
一応助かった・・・んですよね(?)
もしかして庭に埋めてたのってアンジーだった??

しかし急所を外して刺したというのも人体を勉強していたが故ですね。
まさかここへきてこんな風に役に立つ(?)とは・・・。

08_2
(刺したは刺したけど・・・まさかの急所外し!)


少年を演じたエイモン・ファーレンはまだ出演作が少ないようですが
イケメンでありながら陰もあり殺人鬼の役なんかも合いそうです。
若かりし頃のマシュー・マコノヒーっぽくもありました。

またタクシー運転手は無名の俳優なのかと思えば
ヴィンセント・ドノフリオだったんですね!?
言われたら確かにこの顔だわww
この人ってちょっとマーク・ラファロに似てません??


単なる監禁モノならばありがちな作品になってしまうところでしたが
まさかのオチでこれぞジェニファー!な作品になりました。

やっぱり好きですね~彼女の作品。
次回作も期待してます(-ω-)/



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