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【流されて・・・】~ラブストーリー~


★★★★☆(4、0)

01

diamond製作年度 : 1974
diamond製作国 : イタリア
diamond監督 : リナ・ウェルトミューラー
diamondキャスト : ジャンカルロ・ジャンニーニ、マリアンジェラ・メラート
diamond解説
無人島に流された男女の愛と性の極限を描いた、
リナ・ウェルトミューラー監督の代表作。
船旅の途中に遭難して無人島に流れ着いた上流階級の
人妻・ラファエラとその使用人・ジェナリーノ。
文明と隔絶された環境の中、やがてふたりの立場は逆転し…。
(「キネマ旬報社」データベースより)


diamondレビューはこちら。

:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+

diamond無人島で立場が逆転する男女を楽しむ漂着モノの良作。
 (ネタバレあり)


『青い珊瑚礁』にハマったときに無人島モノをあれこれ探し
『パラダイス』と本作を発見(笑)。
フィービー・ケイツ主演の『パラダイス』は見ることができたのですが
本作はレンタル屋に置いておらず、忘れかけていた矢先に
ネットレンタルで発見w!!

というわけで『青い珊瑚礁』と『パラダイス』が思春期の少年少女を
主人公にしたのに対し、本作では30代?の男女が主人公となっています。
しかも上流階級の女性と使用人の男性という格差カップルであり
そんな2人が無人島に漂着するのだから何か起こりそうな予感はプンプンw。

なんだかエロティックなジャケットにいわゆる大人のロマンスモノ
なのかな~と思っていたらコメディ要素も入ってるんですね!?
これには意外だったのですが逆に見やすくて面白かったです。
公開当時は世界的にヒットを飛ばしたそうで、
日本でも1978年に公開されています。
2002年にはマドンナ主演でリメイクもされているようですね。


地中海を船旅で楽しむブルジョワな仲間たち。
実業家夫人のラファエラは洞窟で泳ぎたいと言い出し
使用人ジェナリーノに無理矢理ボートを出させる。
しかしボートが故障してしまい、無人島へと流れ着く2人・・・。

02


なんといっても見所は今まで散々ジェナリーノを
こき使ってきたラファエラとの立場の逆転!
やれスパゲッティが茹で過ぎだの、シャツが臭うから着替えろだの
船上の上では完全なる女王様気取りで見ているこちらもイライラする
ほど最悪の女性だったラファエラ。

05
(すんげ野生的・・・)


そんな彼女にガマンし続けてきたジェナリーノは
『ウスノロのカボチャ』という言葉をきっかけにとうとう島でブチ切れ、
『・・・このメス豚が!くたばっちまえ、売女が!!!』などと
罵る場面はさすがに吹きだしましたwww。

自力でエビやウサギなどを捕まえては食料を確保するジェナリーノに対し
何の知識もなく空腹で弱っていくラファエラ。

『・・・食いたければご主人様と呼べ!!』
と立場が逆転し、ことあるごとにラファエラが引っぱたかれたりします。

03
(ご主人様のズボンを洗うラファエラw)


このあたりのシーンも笑えるところと、ちょっと殴りすぎじゃね(!?)と
引いたりもしたのですが、ラファエラはというとどっぷりジェナリーノに
惚れ込んでいくではありませんか(爆)。

この直前にムリヤリ体を奪われるシーンがあるにも関わらず、ですよ。
今まで何不自由なく暮らしていた彼女にとって野性味溢れる男性との
出会いは新鮮で、そのギャップにやられてしまったのでしょう。
なんだかんだで私も落ちますね、多分。(-ω-)(←?)

しかしラファエラの変化ぶりは見ていて本当に面白すぎましたw。
冒頭では『・・・このサイアクな女が主人公!?見る気しねぇwww』とさえ
思ったくらいなのに、徐々にカワいく見えてくる不思議(爆)。

こうして、男性からすると1度は憧れる(?)
美女との服従生活が始まります。

06
(こう見えて、当時男優32歳、女優33歳・・・)


何より驚いたのは、通りかかる船にも助けを求めず
『あなたとこの島で暮らしたいから、船を呼ばなかったわ』とラファエラ!!
『青い珊瑚礁』でも島の生活を受け入れ、やはり助けを呼ばなくなる
シーンがあったりします。

こういうのって島の生活に慣れると現実世界に戻ることが
考えられなくなってくるんですかね・・・。
というより、島での生活が思いのほか楽しくなったりするのでしょうか。

しかしジェナリーノは彼女の愛が本物か試すため、
その後通りかかった船に助けを求め2人は救出されます。
愛が本物ならばまた2人でこの島に戻ってくるつもりだったのです。

実は妻子がいたジェナリーノですが、妻子を捨てる覚悟で
『またあの島で2人で暮らそう、手配した船で待っているから来てくれ』と
ラファエラに手紙を渡します。
しかし結局ラファエラは姿を現すことはなかったという・・・。

08


嫁に罵られながらすごすごと家路へと向かうジェナリーノの姿は
なんとも哀れでしたがこれはこれでクスっとしてしまう
良いエンディングでした(笑)。

自身が助けを呼ばなければおそらくあのまま島での生活は
続いていたことでしょう。
女性のほうはあの状況だからこそ“好き”というマジックに
かかっていたのかもしれませんが、男性は本当に彼女を
愛していたんでしょうね。
だからこそ、彼女の愛を試すようなことをしたのでしょう。

04


それでもラストのラファエラの表情からすると
本当にジェナリーノを愛しているようにも見えましたが・・・。

しかし、いわゆるSな女性でも状況次第では容易にMになってしまう
ということが言えるのかもしれませんね。
むしろ自分ではSだと思っている女性こそ、潜在的に眠っている
Mな部分があるのかもしれません。


2作目も作られているようですがやはり1作目のほうが面白いようです。

ちなみにラファエラを演じたマリアンジェラ・メラートという女優さんは
今年の1月にすい臓ガンで亡くなったようでネットのニュースにも載っていました。
中尾ミエにも見えたりしたのですが、とてもスタイルが良い女優さんでした。
ジェナリーノを演じた俳優さんは最近では007シリーズにも出演
しているようです。


やはり無人島モノってハズレがないですね~。
『東京島』は無かったものとしますが(-ω-♯)。
『パラダイス』はハッキリとは覚えていないのですが
なかなか面白かった記憶があります。

主人公の男女だけでなく、見ているこちらも束の間の
夢物語を堪能したような作品でした。
無人島モノに興味がある方はぜひ(笑)♪



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