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【ディープエンド・オブ・オーシャン】~ヒューマンドラマ~


★★★★☆(4、0)

01

diamond製作年度 : 1999
diamond製作国 : アメリカ
diamond監督 : ウール・グロスバード
diamondキャスト : ミシェル・ファイファー、トリート・ウィリアムズ
diamond解説
3歳で失踪した息子の9年後の生還が家族に投げかける波紋と、
彼らが必死に再生への道を探る姿を描いたベストセラー小説の映画化。
1988年、ウィスコンシン州マディソン。
カッパドーラ家の3歳の次男ベンが行方不明になってしまう。
即座に、大がかりな捜索が行われるが、事件に巻き込まれたという以外
手がかりは得られなかった。
それから9年、ふとした偶然から事件は解決、ベンと家族は突然に再会を果たす。
しかし、空白の9年を埋めることはあまりにも困難な道のりだった。
(allcinema ONLINEより)


diamondレビューはこちら。

:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+

diamond“親子”の意味を、押し付けがましくない演出で見せる良作。
 (ネタバレあり)


2年前のDVD鑑賞作TOP10にランクインしている本作。
このときはレビューしそびれたのですが、
先日深夜に放送していたものを録画し再鑑賞。

ジャケットのミシェル・ファイファーがどうしても
E.T.または研ナオコに見えてしまうのですが・・・(-ω-)。


・・・いや~、やっぱり良かったです。

3歳で失踪した息子が9年後に戻ってくるが、
9年という溝はあまりにも大きく家族皆が苦悩するヒューマンドラマ。

サスペンスにもなりうる題材を感動ドラマとして描いていますが、
ウーピー・ゴールドバーグが出演している時点では佳作以上は
保証されたようなものです(笑)。

06
(ウーピーは女刑事役)


結局コトの真相は、子供を失ったうつ病の女性が少年を誘拐し、
その後結婚した男性との養子にして育てていたと・・・。

しかも女性はその後自殺-。
父親はその経緯を全く知らず、女性の子供だと信じて育てていたんですね。

ようやく本当の家族の元に戻ってきたサムは、
徐々に家族と打ち解けていったかに見えたが、
実はずっと我慢していたのだった・・・。
彼は、育ててくれた父親の元に帰ることを望んでいたのです。

02


生みの親か、育ての親か-。

ヒューマンドラマでもよく扱われる題材ではあります。
この場合、子供を誘拐された親が被害者なのはもちろんですが、
誘拐された子供だと知らずに育てていた父親にも非がないんですよね・・・。

そして肝心の息子は育ての父親の元に帰りたいと-。


サムが失踪した時、家事ができないくらいにボロボロになり
歩み寄ることを拒否した母親に対し、なんとか再起を図ろうと努力した父。

03


しかしサムが戻ってきた時、あれだけ彼をこの手に抱きたいと
思っていた母のほうが、父の反対を押し切りサムを手放す決意をする。

-サム自身の幸せのために・・・。

04


自分が産んだ子供がようやく戻ってきたのに、
なぜ手放さなければならないのか-。
これが本来あるべき、当たり前の家族の姿なのに-。

彼女の苦悩は、子供を持つ母親ならば誰しもが痛いほど分かるでしょう。
もう、サムを見送る母の姿には涙、涙・・・。


夫婦にはサムの兄と妹もいるのですが、この兄がかなりキーマンです。
サムが戻ってきた時、どこか1人醒めた目で成り行きを見ていた彼ですが、
実は両親さえもが気が付かないサムの心情を最も汲んでいたのも兄。

05


男同士ということもあり、やはり初めて出来た兄貴は
サムにとっても嬉しかったんでしょうね。

ラストでは自らの意思で生みの両親の元に戻ってくるサムですが、
また育ての父との家を行ったり来たりしながら徐々に“本当の”家族に
なっていくんでしょうね。


しかし、育ての父よ・・・。
いくらあなたに非はないとはいえ、謝罪の言葉もなしに
『サムのあんなに辛そうな顔は見たことがない。
幸せにできるものならしてみろ(!)』・・・ってその物言いはないだろ(爆)!

これにはアンタなにサマ!?ですよ。
一応妻だった人間が犯した罪なんだからちったぁすまなさそうな態度
とるのが普通だろ・・・(ワナワナ)。


一体何を持って“親子”なのか、非常に考えさせられる作品でした。

本作と逆パターンの誘拐犯側の視点で描かれている作品に
日本アカデミー賞を受賞した『八日目の蝉』がありますが、
実はこの作品に関しては全く共感できませんでした。

犯人側をひたすら美化し、なぜか本当の両親が悪者のように
描かれてるんですよね。

これにはかなりの悪意を感じてしまって・・・というかあざといわww。
そりゃ子供からしたら育ててくれた母親を悪くは言わないでしょうよ(-ω-)。
こちらは何が言いたいのかさっぱり分からないお話でした。



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【ドラマ(ヒューマン)】」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
隠れた名作として名高いですね。未見ですが、こういうストーリーだったんですね。もう見なくていいや。^^
そうなんです!「八日目の蝉」!あれはよくわからん映画でしたですよ~~。 ですよ~~~。 星1個です。(笑)
どこから視点で見たらいいかわからなかった。ラストシーンも意味わからん。
「ゴーン ベイビー ゴーン」は鑑賞後、ものすごく考えさせられたけど、最近の邦画は結論の感情まで鑑賞者に押し付けてくるね。マインドコントロールされへんでぇ~~!と言いたくなります。(爆)
ベン監督の「アルゴ」面白かったよ。 ストーリーがいいというより演出がずば抜けてる。臨場感あります。アケデミー賞ノミネートされると思います。scissors

投稿: まあしい | 2012年12月21日 (金) 18時37分

☆まあしいさん


お久しぶり&あけおめでございます♪
お返事遅くなってしまいすみませんッ(汗)。


そうなんですよ~、こういうお話だったのです。
あ、細かく書きすぎましたかね(笑)。

そして『八日目の蝉』!!!
なんと、まあしいさん☆1つですか(爆)!
私も点数つけるなら確かに☆1~2です。
でも一応アカデミーとか獲って騒がれたし
結局レビューせずに今にいたってます・・・。

そうそう、押し付けがましいんですよ!
なんでもっと自然にできないんだろう!?と。
こういうの邦画の悪いトコだと思いますね・・・。


あ~私も『アルゴ』迷いに迷って結局劇場は見送ったんですよ!?
う~ん、やっぱ劇場行きゃよかったかな(-ω-;)
アカデミー、ヘタしたら獲るかもわかりませんね・・・。

投稿: シバ美 | 2013年1月 5日 (土) 15時29分

初めまして。
present一昨日、妻とこの映画を見ました。
切なかったですね・・・。
ちょっとした不注意から誘拐された次男。
9年後に再会するけどweep、あんな事に・・・。

>また育ての父との家を行ったり来たりしながら徐々に“本当の”家族に
なっていくんでしょうね。

僕もそう思いますよ。

地方テレビtvで偶然録画して良かったと思う映画でした。

投稿: 間諜X72 | 2013年2月16日 (土) 07時32分

☆間諜X72さん


はじめまして、コメントありがとうございます♪

奥様とご覧になったとのことですが、
本作本当に切なかったですね~!
確かにきっかけは母親の不注意ですが
誰も悪くないのに皆が不幸になってしまうという、
なんともやり切れないです・・・。

少しだけ問題を残しながらもまとめたラストは良かったです。
隠れた名作ですね☆

投稿: シバ美 | 2013年2月17日 (日) 01時49分

>シバ美さん

レスをありがとうございました。

>ミシェル・ファイファー

どこかで見た女優さんだなと思ったら
「スカーフェイス」でアル・パチーノの妻(他人の情婦だった)を演じていた人ですね。
あの映画とは全く違う役柄で驚きました。

>少しだけ問題を残しながらもまとめたラストは良かったです。

同感です。全て円満解決じゃない方がいいですよね。

>隠れた名作ですね☆

そうですよね!

この映画のタイトル。
原作小説と同じ邦題をつけるべきだったと言う人もいます。
僕もそう思います。
シバ美さんは、いかがでしょうか?

投稿: 間諜X72 | 2013年2月17日 (日) 09時55分

☆間諜X72さん


『スカーフェイス』は未見なのですがこれにも
ミシェル・ファイファー出ていたんですね??
一時は結構出ていたイメージですが最近あまり
見かけないような気がします(汗)。

原作のタイトルがちょっと分からないのですが
確かに邦題になると『なんでコレ(笑)!?』
みたいのはありますよね。
インパクトを狙って全くかけ離れていたりとか・・・。

投稿: シバ美 | 2013年2月19日 (火) 19時46分

原作の翻訳は「青く深く沈んで」だそうです。

>いくらあなたに非はないとはいえ、謝罪の言葉もなしに
>『サムのあんなに辛そうな顔は見たことがない。
>幸せにできるものならしてみろ(!)』・・・ってその物言いはないだろ(爆

そうですよね。
本物の両親が可哀想です。

投稿: 間諜X72 | 2013年2月23日 (土) 10時33分

☆間諜X72さん


原作のタイトル、うわぁ~キレイですね~☆
こちらでもいいですねホント。
ご丁寧にありがとうございましたッ。

投稿: シバ美 | 2013年2月24日 (日) 22時40分

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