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【カルネ】~カルトドラマ~


★★★☆☆(3、5)

01_3

diamond製作年度 : 1991
diamond製作国 : フランス
diamond監督 : ギャスパー・ノエ
diamondキャスト : フィリップ・ナオン、ブランディーヌ・ルノワール
diamond解説
フランスで公開されるや若者たちを熱狂させ、
ナイト・ムービーとしてロングラン・ヒットを記録したカルト映画。
近親相姦を思わせる父と娘の異様で残酷な関係を、
フェティシズムとブラックユーモア、リリシズムに満ちた
退廃的な映像と大胆で挑発的なモンタージュで綴っている。
(eiga.comより)


diamondレビューはこちら。

:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+

diamondたった40分ながら、その異様さを伝えるには十分のカルト作。
 (ネタバレあり)



とにかく、いつから見たかったか覚えてもいないくらい昔から
ずっ~と見たかったこの作品。

なんですが、DVD化されていないということもあって
なかなか見る機会がなく、もうDVD化を待つのをあきらめ
久々にVHSのレンタルをしましたよハイ(笑)。


監督は『アレックス』で見る者全てをどん底に叩き落した
フランスの奇才ギャスパー・ノエ。

アレックスはとにかく物議を醸したという話題性とモニカ・ベルッチが
出演していたということもあって、言ってもそんな大したことないだろ
とタカをくくって鑑賞したのが大間違いでした(!!)

映画史上最長とも言われる9分もある暴力的レイプシーンは
本~当に具合が悪くなり、何度も一時停止しながら鑑賞しました(没)。
(それでもがんばって見た)。
むしろレイプはオマケで、とんでもなくえげつな暴力描写ですね・・・。

カンヌでは200人が途中退場したそうで、
むしろ退場するほうが“普通”だと思われます・・・orz。

見たのはおそらく5年ほど前になるかと思いますが、
今まで映画を見てここまで精神が崩壊しかけ体調を悪くしたのは
『屋敷女』と『アレックス』くらいです。


そんな監督の作品なのですが、まぁ本作はアレックスほど
スゴいことはないだろうということで鑑賞してみたのですが
なんとコレ、たった40分の作品だったんですね??

今まで見た作品の中でアニメを含めても最も短いかもしれません。
そして相当カルト色が強いです。


冒頭、いきなり不穏な音と
『注意!感受性を傷つける危険な部分があります』
とテロップが入ったかと思うと、次の瞬間馬がさばかれるシーンがorz。

先日『戦火の馬』を見て馬カワいいと萌えまくっていた私からしたら
ダブルでとてつもないショック・・・。

おそらくこの馬のさばかれているシーンはマジモノだと思われ
何か大事なモノを失ってしまった気がしました(-ω-。)(結局見たのかw)


さて、なぜこんなシーンから入ったかというと主人公が馬肉屋だから。

02


パリ郊外の馬肉屋を営む父親は、妻が置き去りにした娘と2人暮らし。
その娘は生まれてからずっと自分の殻に閉じこもっており
今まで一言も口をきいたことがない。

04
(揺り木馬は唯一の娘の楽しみ・・・ヘンなエロス・・・)


そんな父親がある日、初潮でスカートを血で汚した娘を見て
強姦されたと思い込み、全く関係の無い浮浪者の口に
肉切包丁を突き刺してしまい投獄されるというストーリー。

06
(この時点でなぜ逮捕されないのか・・・)


とにかく短いお話なので、これ以外のストーリーはホントないです(笑)。

ちなみに父親は『アレックス』のレイプ魔ことフィリップ・ナオンさんが
演じておられます(-ω-)
ギャスパー・ノエ、かなりフィリップさんがお気に入りのようです。


紹介で近親相姦を思わせるというようなことが書かれていたので
もっとトンデモない変態オヤジなのかと思ったらそういった
直接的な描写はありませんでしたね。

ただ、娘が13歳になっても父親がお風呂に入れていたり
パンツを穿かせていたりするのは『チガウだろ』と
ツッコみたくなりますが、少女が自閉症のようでもあるので
このあたりは病気で仕方が無いのかな~とも受け取れ・・・。

05


なんといっても何ッにもしゃべらないし、意思表示も全くないので。


それでも父親が娘に対して若干おかしな妄想がされていたりする
部分はありましたが、今までずっと男手ひとつで娘を育てたきたこと
などはまぁ評価しても良いでしょう(上からw)。


結局出所してきた父親はバーのマダムの愛人となります。
そして療養所にいる娘に挨拶をすると、子供ができたマダムと
一緒にこれからやっていくというラストで幕を閉じます。

07


しかし全編に渡る不穏な空気感と異様さはなかなかのものです。
あえて人物の顔の半分から下しか映さないショットが多いのですが
このあたりはかなり客観視した捉え方ですね。

『オテサーネク 妄想の子供』のヤン・シュヴァンクマイエルの
撮り方もこんなのが多かったです。


そして音楽という音楽は全くないのですが、その代わりに
シーンが切り替わる際に挿入される効果音がかなり怖いww。
口では上手く言えないのですが、とても不穏で不気味な
イヤ~な重低音なんですよね。


短くシンプルなストーリーながらもその異様な世界感を
堪能するには十分な作品です。
冒頭の馬のシーンをのぞけば残虐な描写はほぼありません。

VHSしかないのでなかなか見る手段がないかもしれませんが
興味がある方はぜひどうぞ。


実はこの作品、『カノン』という続編があります。
父親も娘も同じキャストが続投していてこちらも立て続けに見たのですが
(こちらはDVDがあります)こっちはいただけませんでしたね~(笑)。

一応レビューする予定ですが、レビューしようがないというか・・・。
ちなみに出所した父親のその後のお話です。



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