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【カールじいさんの空飛ぶ家】~ピクサー~


★★★☆☆(3、0)

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diamond製作年度 : 2009
diamond製作国 : アメリカ
diamond監督 : ピート・ドクター
diamond声優 : エドワード・アズナー、ジョーダン・ナガイ
diamondストーリー
いつか世界を旅して回りたいと思っていたカールも、今や78歳。
最愛の妻は亡くなってしまい、夢をかなえるには年を取り過ぎている。
しかし、何と数千の風船を家に結びつけ、空高く飛び立つことに成功。
カールは8歳の少年ラッセルとともに冒険の旅へと出発する。
(シネマトゥデイより)


diamondレビューはこちら。

:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+

diamond妻のエピソードが生かされない『冒険劇』
 (ネタバレあり)。



あ~、やっぱり評価高いんだよなぁ~・・・(困)。
こういう類いの作品にあれこれ文句をつけると、
フツーに悪者のようになるわけですが(-ω-)。


ホラーも大好きですが、おじいちゃんものも大好きな私-。
しかもピクサーアニメを劇場で見るのは生まれて初めて(!)
ここのところホラー続きで、ビクビクしながら胃痛を伴って
鑑賞していることが多かったので、『安心』して見られると
いうのもいいもんだなぁ~*なんて思っていたわけですが-。


私が、本作の予告などから想像するものとはちょっと
違ったお話でした・・・。

奥さんとの幼少期の出会いから、結婚-。
そして奥さんが亡くなるまでの10分ほどのサイレントムービー
は本当によく出来ており、涙が頬を伝いました-。

008

バックにかかっている曲もこれまた良くて相乗効果!
・・・実は、劇場で見た予告ですでに軽く泣いていました。

ここから、美しい風船たちがシートからあらわになり
家が空へ高く高く上がっていくシーンはもう圧巻-。
これは劇場へ来て良かった~!と思いました。

013

ここまでは・・・ここまでは!
良かったんです、とっても-。


-問題は、このあとの『冒険劇』。
いわば本作の主体ともなっているメインストーリー。

この冒険劇を単体で見た場合は、そこそこ普通に楽しめる
アドベンチャーものとして仕上がっているとは思います。

しかし、・・・果たしてこの『感動のエピソード』のあとの
冒険劇としては相応しいのか、どうなのか-??

がんこじいさんが、お気楽な少年や生き物達と
心通わせて行く-これはベタでも別にいいんです。


そして、一応がんこじいさんという設定になっているカールですが、
実のところ特にがんこじいさんでもなく、わりと普通にいい
おじいちゃんなのです。

なので、気付いたら少年と普通に仲良くなっていて、
仲良くなるきっかけとなる核たるエピソードが
しっかりと描かれていませんでした。
そのため、2人の友情というのも『強い絆』というよりは
近所の仲の良いじいさんと子供、という程度−。

そして結局のところ・・・


『・・・【悪者】と戦うハナシなの?』


しかも、じいさんvsじいさんの肉弾戦(腹を蹴ったり
銃をぶっ放したりとわりとパワフルです)があったり、
なんだかあまりディズニーらしくない展開にちょっと驚きました。

せっかくの妻との想い出の『伝説の冒険家』を、
こんな形で出すしかなかったのでしょうか-。

せめてラストで、カールじいさんが冒険家を諭し和解するほうが、
ベタであってもまだディズニーらしいのではないでしょうか-。

『悪』を倒したんだからめでたし、めでたしって、
子供の視点から見ればそれで満足かもしれませんが、
大人も楽しめる『あと一歩』がちょっと足りない気がしました。


もう1つ納得いかないのが、風船の数が足りなくなり
家を浮かせるために少しでも家具を減らそうと、
妻との想い出の家具を次々とカールが放り出していくシーン。
一応2人のソファが2つ並んで、『ほっこり』的な演出も
ありましたが、あんなにポンポン放り出さなくても(汗)。

それでもこれは『放棄』ではなく、ある種の『妻への執着』が
吹っ切れた記念すべきシーンとも言えますが、
この演出はちょっと雑だなぁ~と。

そしていつの間にか、妻とのエピソードなどとはなんら関連性もない
淡白なアドベンチャーものへと移行されてしまっているのです・・・。


結局のところ、この冒険劇が何を1番言いたかったのか
という焦点がハッキリしないまま幕を閉じた印象でした。

極端な話、この冒険劇をやりたいのならば
特別妻のエピソードを入れる必要性が感じられないのです。
逆も然りで、妻のエピソードを生かすには
この冒険劇はあまりにも不釣り合いです。

お互いがお互いのストーリーをダメにしているのが
なんとも残念でした−。
本作も『つみきのいえ』のように、妻とのエピソードのみの
10分ほどの作品なら間違いなく☆5つを進呈しますが・・・(笑)。


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【アニメ】」カテゴリの記事

コメント

シバ美さん、メッセージもありがとう!

おぉ〜、レビュー読みごたえあったわ〜dash
どれも納得…というか、私も観ながら「たぶんこう思う
人もいるだろうなぁ…」と想像していたことを
シバ美さんがほぼ書いていて驚きました!

恐らく日本の宣伝の仕方も悪い…
あの感動部分を予告で押しまくったのは日本くらい?!
海外で先に観た友達曰く、「こっちで見た予告では、
冒険ドタバタ劇がメインだったけど…」impact

また「頑固じいさん」も、どーも日本の配給会社が
宣伝の際に勝手に強調したようよ。

確かにカールは別に頑固じゃなかった(笑
若い頃のシーンを見て、とてもシャイな人なんだなとは
思ったけど、たぶん、「頑固」な部分って、
あの家は売らない!くらい!?

ラッセルに対しては、妻を失った喪失感から
人に会いたくない、話したくない…状態って感じでしたし。

ピクサーは12人くらいで、脚本を分業しているので、
たまに突然「なんでこうなる!?」みたいなのはあります。
「お笑い担当」とか「アクション担当」とか「感動担当」
とかいるらしく、恐らく今回は「感動担当者」が
秀逸すぎた感じはしますね〜


あと、カールが杖で傷害事件を起こしたのはビックリ!
血が…!!!!!
ディズニー傘下になっても、ブラックだったbomb

まぁ、昔のピクサーの「Mrインクレディブル」では
「2012」のゴードンさんの結末の如く、
ミンチになってしまう……も出てきたんですよ(爆


でも、私もマンツには、「私と妻は、あなたがいたから
出会えた!」みたいな展開の方がよかったな〜
で、マンツが泣く…みたいな(ベタねcoldsweats01


シバ美さんが貼った画像の郵便ポストのシーン。
カールを叱ることなく、自分も手型をつけたエリーは
本当に素敵な奥さんでした(号泣

投稿: すみちん | 2009年12月 8日 (火) 16時04分

こんばんわ〜。
私も「スペル」(笑)を見に行った時に
予告編ですでに落涙していました。(;ω;)
テレビスポットでも鼻の奥がつーんとなって、困ってます。

きっと、すみちんさんが書いたレビューのように、
旦那のことを思ってしまうんだろうなあ。

まだ観てないんですよ。
でも、ストーリーは断片的に入ってくるし、
(新聞でさえ、ラスト近くまでストーリーを書いてやがる。アリ!?)
そんな感じになってんじゃないかなァと思ってました。

『ウォーリー』もそんな感じだったかな。
予告編でボロ泣きしたけど、
本編の後半でちょっと違和感感じるような…。

どっかで確かめに観に行かねば、と思っていますだ。
あー、その前にイングロ行きたかったんだー。
バクダッド・カフェも。
優先順位がどんどん低くなっていくカールじいさん(笑)。

投稿: あげまき | 2009年12月 9日 (水) 00時01分

☆すみちんさん


あははッ、私が書いたことはすみちんさんも想像して
おりましたかdogflair

いや、本作たま〜に☆1つや2つの人がいたのでちょっと
気にはなったいたのですが、見てみてわかりました−。
おそらく楽しめなかった方はこういう理由の人が多いんじゃない
かな〜と思いながら書きましたけどね…。


…そうです!宣伝の仕方が間違ってると私も思いました。
ああいう風に宣伝すると、感動モノよりだとまず思って
しまいますよね−。
海外ではドタバタ劇がメインの予告だったのですか〜!
あ、それが『正解』です(爆)。
それならば私はおそらく劇場には行かなかったかも(−ω−)sweat02


『がんこじいさん』というのも日本だけが勝手にしたもの
だったのですか〜。
そういうのは、古き良き?日本の象徴になっているところも
ありますしね…fuji


確かに若い頃のカール、おいおい、全然イメージ違うよ!と…。
そしてあの女の子がエリーになるというのもまたムリが
あるような(爆)。


ウィキで見て知りましたが、ピクサーって
12人くらいでやっている会社なんですね〜eye??
なるほど、『感動担当』が良すぎたばかりに(笑)。


カールの杖事件にはビックリしましたよね〜sign03
あの血も、映像が鮮明すぎるあまり、リアルすぎる(爆)spa
なんか、ヘンにオトナな描写が増えてました(汗)。


『Mr.インクレディブル』は見ましたよ〜!
こちらもあんまり記憶にないのですが、私はまぁまぁだった
気がします。
え、そんなエグいシーンありましたっけeye??


私も、マンツが泣く展開を想像してましたよ〜〜!
これに関しては、ベタでもそっちのが全然いいですshine
だって結局コロしてしまうなんて(!)…どこかで見たことあるような
ハリウッド映画のような展開typhoon
ここでドラマがあれば評価も変わったと思います−。


私も郵便ポストのシーンが大好きです(>ω<)heart04
あの回想シーンは、どれもこれも名シーンでした(涙)shine


あ、そういえば本作の予告にあった、ピクサーの恋愛モノも
ちょっと気になってます(笑)。

投稿: シバ美 | 2009年12月 9日 (水) 11時25分

☆あげまきさん


やっぱり本作は予告ですでにウルっとくる方が多いようですね〜shine
わかります、私もテレビでは毎回キテますから(笑)。


確かに結婚されている方はダンナさんのことが浮かぶでしょうねshine
でも作品自体はあの回想シーンは冒頭10分ほどで終わり、
ほとんどが冒険劇なんですよね…。


すみちんさんとも言ってますが、日本のCMが感動寄りに
作られ過ぎているので、アレを期待すると本編は『・・・』な
ことになってしまうかもしれませんsweat02

ぶっちゃけカールじいさんよりも、すみちんさんのダンナさんに
対するレビューのほうが感動しますよ(爆)。


え、新聞でラスト近くまでストーリーを書いてあるものが
あるんですかeye!?
そりゃひどい…(新聞版淀川サンか?)
おそらくあげまきさんのご想像している感じで合っていると
思います(−ω−)


あ、ごめんなさい、私『ウォーリー』はイマイチだったんですよsweat02
そうそう、後半の肥満の惑星(ホシ)へ行ったあたりから
ススーッと何かが冷めて行きました…down
でも『カールじいさん』よりは全然マシでしたが(笑)。


イングロ…これ系はあまりキョウミがなく(すみません)。
これってある程度ナチスの知識がないと楽しめないような
ものですよね?
知識がほぼない私はなんのこっちゃ分からない気がするのですsweat02
『バグダッド・カフェ』って昔の作品のヤツですか…??
同名の新作があるのでしょうか−。

投稿: シバ美 | 2009年12月 9日 (水) 11時49分

シバ美さん、あげまきさん、こんにちは〜!


あ!シバ美さん、恋愛もの…
もしや「プリンセスと魔法のキス」ですか?? 
黒人のお姫様の。
あれは気になりました〜
もの映像もきれいshine


インクレの悪役ミンチは、ヒーローものだったので
「あーっ!」とか言ってる間に違和感なく終ってましたが、
むしろ、今回、「じいさんが傷害・戦闘」ってのが
生々しかったですよねbomb(笑
しかも、かなり痛そうだったしsweat01


ピクサーは、700人くらい社員がいたはず。
クリエイターはその半分くらいだったかな。
昔、テレビの特集で見ました。

社員研修で「ピクサー大学」というのが併設されてましたよ。

12人は脚本の分業人数ですね〜pencil

あと個人的には、思い出シーンでは、貯金箱を
壊すシーンが何度もあったのが面白かったです。

そう…突然の必要経費って、結婚生活いろいろありますよねheart03

今日は夫の会社関係の通夜でお香典代が…down

あげまきさん、私もあげまきさんやシバ美さん同様、
ウォーリーは後半に行くにつれて……down

カールじいさん、冒険活劇が楽しめればOKですが、
もし、イングロとお迷いなら、
イングロをプッシュ致しますsign03


バグダッド・カフェ、あら、どこかの映画館で
リバイバル上映でもやっているんでしょうか?!
スクリーンで観たいなぁ。

投稿: すみちん | 2009年12月 9日 (水) 13時47分

☆すみちんさん


度々ありがとうございますshine
どうやら、お互いのブログに同時にコメントしていたようです(笑)。


そうです、『プリンセスと魔法のキス』ってタイトルでしたかflair
映像も相変わらずキレイだったし、ディズニーの恋愛ものは
興味ありますね〜、やっぱ(笑)。
『美女と野獣』も大好きだし(heart01ωheart01shine


『じいさんが傷害・戦闘』(爆)!!
ホントですよ、本人しょぼ〜んとしてたけどフツーに傷害ですもんねbomb
せめてディズニー内で殺人だけは起こらないことを祈ります(−ω−)


あ、ピクサーの社員自体はそんなにいるのですねeye
『全部で12人は少なすぎだろ(爆)!』といま自分にツッコみました。
でも脚本だけで12人は…わりと多いのかな?
本来1本の作品でそんなに脚本書く人いませんよねup


貯金箱のシーンもよかったですね〜moneybag
ああいう撮り方、面白いです。

あらら、すみちんさんはお香典ですか…冠婚葬祭ばかりはね−。


『バグダッド・カフェ』ってやっぱ昔の作品ですよね??
私、未見なんですよ、有名なのは知ってるんですが…。
なんか小難しい系じゃなかったでした?以前手に取ったんですがpaper
また調べてみま〜すflair

投稿: シバ美 | 2009年12月 9日 (水) 17時57分

シバ美さん、またまたおじゃまします〜。
すみちんさんも、こんばんは〜。

そうなんです。すみちんさんのレビュー読んで、鼻の奥がきゅーっとなってしまいました。
たまにケンカしてもね。やっぱり、想像しちゃうとダメ。(ρ_;)

ちなみにうちは、先に死んだ奴は納棺の時に顔にオバQを書かれる決まりになっているので、なにがなんでも先に死ぬ訳にはいかないのです。

で、『バグダッド・カフェ』若かりし頃に観たっきりですが、
ディレクターズ・カットが出る、ということで、
無性に観たくなりました。
小難しい、という感じではないかな…意外と笑えるところもあって、
最後は幸せな気持ちで帰ることができた記憶があります。
人工的な色を付けるなど、当時は斬新でしたねー。
とにかく主題歌の「コーリング・ユー」これは出来れば劇場で聞きたい!

投稿: あげまき | 2009年12月10日 (木) 02時10分

☆あげまきさん


わかりますよ、すみちんさんのレビューできゅーっとなるのはcuteshine

すみちんさんレビューのファンはかなり多しですねやはりshine
…ね、すみちん姉さん(−ω−)heart01


『オバQ死に化粧』キター(爆)!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ちょ、面白すぎですあげまきさん(爆)。

いやいや、いいですね〜、そういうユーモアshine
しかも『決まり』って…。
哀しく落ち込むばかりのそういうシチュエーションで、
あえて皆のテンションを上げさせる、最高の優しさだと思います(笑)crown


私もなんかそういうのやろうかな〜(−ω−)
私は、納棺時には花ではなくバーガーを詰めてくれとは
言っているのですがfastfoodfastfood
焼き上がって(!)フタを開けたときに、プーンspaみたいな。


『バグダッド・カフェ』、あらすじ見ると友情ものっぽい
感じなんですね??
ちょっと想像しているのと違ってましたeyedown
人工的な色をつける(!)…確かそんな作品があった記憶がちょっと
よみがえってきました(笑)。
ミニシアター系も好きなのでまた見つけたら借りて見ま〜すflair

投稿: シバ美 | 2009年12月10日 (木) 15時45分

シバ美さん、あげまきさん、ありがとうございます!!
そんな風にいってもらえるなんて大感激!

そして、あげまきさんご夫妻のオバQの約束に
声を出して笑いつつも、感動してしまいました。
なんて素敵なご夫婦なんだろう…crying

やはりそういうツボが一緒!という夫婦は素敵です。
いや〜、愛があるわぁ〜んheart02


シバ美さん、確かにバーガー類を詰めたいと言ってましたね(笑
これはこれでかわいいんだな〜shine

うーん、私も何か考えなくては!!w


ホント、お2人とも、楽しい会話をありがとうございます!

投稿: すみちん | 2009年12月11日 (金) 23時27分

☆すみちんさん


いいですよね~、オバQ死に化粧(笑)shine
私もこういうユーモアがあるご夫婦はとっても
ステキだと思いますcute

そうそう、こういう『ツボ』が同じご夫婦
というのは本当に仲が良さそうshine
すみちんさんご夫婦もとっても仲が良さそう
ですけどね(-ω-)heart04


はい、私はバーガーをいっぱい詰める予定(?)
ですよ~(-ω-)fastfoodshine
すみちんさんもまた何か案が決まりましたら
教えてください(←縁起ワルいな・・・sweat02

墓石は未だに、バーガーか柴犬で迷ってますdog

投稿: シバ美 | 2009年12月13日 (日) 12時03分

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