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【ある愛の風景】~反戦ドラマ~


★★★★★(5、0)

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diamond製作年度 : 2004
diamond製作国 : デンマーク
diamond監督 : スサンネ・ビア
diamondキャスト : コニー・ニールセン、ウルリッヒ・トムセン
diamondあらすじ
夫としても父親としても完璧なミカエル、美しい妻のサラと
可愛い2人の娘。一家は幸福そのものだった。
しかし、軍人のミカエルがアフガニスタンへ派兵され、
突如もたらされた訃報によってその幸せな暮らしは一変する。
悲しみに暮れるサラと娘たちを支えたのは、刑務所帰りで、
今までは常にトラブルの種だったミカエルの弟ヤニックだった。
ようやく平穏な日々が戻りつつあった矢先、戦死したはずの
ミカエルが帰還する…。
(goo 映画より)


diamondレビューはこちら。

:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+

diamond女性監督にしか描けない、衝撃の反戦映画。
 (ネタバレなし)


『後悔』してます・・・
なぜ、もっと早くこの監督に出会わなかったのか・・・!
なぜ、劇場まで足を運ばなかったのか(笑)!


デンマーク出身の女性監督スサンネ・ビア。
ヨーロッパ映画はなかなか自分の感性に合うものが
少ないのですが、以前この監督の『しあわせな孤独』を
を見て驚きました。

まるで『自分のために作られたの??』と言ってしまいそうなほど
自分の感性を揺さぶられ、突き刺さるものがありました。
恥ずかしいほど、共感してしまう演出の数々。

女性監督ならではの繊細さ・・・などという月並みな言葉は
使いたくはないのですが、この監督の全てのシーンにおける
細さは、ちょっと他に類を見ないくらい圧倒されます。


そして本作、『ある愛の風景』-。

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やはりスゴかった・・・スサンネ・ビアΣ( ̄ロ ̄lll)!

妻と娘2人と幸せな日々を送っていたミカエル。
しかしアフガニスタンへの派遣が命じられ、
戦地へと赴くこととなる。
そして、捕虜になってしまう-。

012


『---そこで、彼に一体『何』があったのか!?

『ある愛の風景』などというタイトルからは想像も
つかないくらいの、恐ろしく、残酷で、非情な出来事。
本作、ある種の戦争映画といえます。

そして戦地から帰ってきたミカエルは、まるで別人になっていた。

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ここから、苦おしいほどの『家族の崩壊』が始まります・・・
妻の葛藤も去ることながら、父の変化を読み取る
幼い娘2人の演技には、とにかく驚かされる-。
その演技だけで、自然と涙がこぼれます-。

005

そしていきなりサスペンスフルになる後半は、
予期せぬ展開に驚愕し、唖然となる-。

『・・・やめて!』と、私も何度も心の中で叫んだ-。


誰が悪いでもない-。

ただただ『戦争』が悪いのだという反戦メッセージは、
これでもかというくらい、見る者に突き刺さります-。

少ないながらも、今まで見てきたいくつかの戦争映画-。

本作ほど、戦争は本当にあってはならないものなのだと
実感させられた作品は、なかったかもしれない・・・

こんな視点から反戦を見事に描き出したスサンネ・ビアには
ひたすら敬服です-。


あのラストに、一筋の光を見出して---



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ここからは私のたわごとです。

デンマーク出身の女性監督、スサンネ・ビア。
いま私が最も注目している監督さんですcute

ぶっちゃけ私は、なっかなかヨーロッパ映画で
自分の感性に合うものがありません・・・sweat02
そこそこ数は見ているほうだとは思うのですが、
そのうちの半分は『合わない』と感じることのほうが多いです。

しかしこの監督の作品は、いまDVDで出ているものは全て見て
いるのですが、全ての作品がほぼドンピシャ(笑)。

いわゆる、ヨーロッパ映画にありがちな、
『・・・え、なんで今ここでこの2人がキスすんの!?』
とか
『いやいや、それはありえないだろ(笑)!』
・・・みたいなことも『芸術』としてしまうようなヨーロッパテイストは
彼女の作品にはありません-。

『リアル』を極限まで突き詰めた、ヨーロッパ監督の中でも
『正統派』といえる1人なんではないでしょうか-。


あのラストシーンも、とても良かった(sign03
子供のように、彼女の胸の中で泣く夫を、
全てを悟ったように抱く妻-。
もう、号泣でした・・・。

彼女のどの作品にも言えることですが、『演技』に全く
見えない演技-。
本当の家族の生活を、まるで覗き見しているような
リアリティがあるのです。
なので、妙な気恥ずかしさみたいなものもあるんですよね、
自分にも当てはまる部分が多いから(笑)。


しかし、本作もハリウッドのリメイクが決定しているようでsweat02

こういう、繊細な表現をウリとしているヨーロッパ映画を
娯楽大作を得意とするハリウッドがリメイク・・・。

最近とにかくハリウッドのリメイク化が激化していて、
ヒットするアジア映画も、端からリメイクが決まっているような
風潮にあります・・・。

正直、リメイクのほうがオリジナルを上回った作品って
あまり聞いたことがないのですが(-ω-)down

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